ツリーハウス広場|情熱!ジンジャーマンのほっと四万十!vol.5
コラム「情熱!ジンジャーマンのほっと四万十!」 を担当する、ジンジャーマンこと茨木良太と申します。
高知県・四万十で、生姜の無農薬栽培を中心に農業をしています。
コラムを通して、自分ちの「子育ち」を改めて見つめなおしながら、四万十の日常のことや、畑のこと、生姜のことなどを書いていきます!
◆バックナンバー◆
vol.1『ジンジャーマンって何者!?』
vol.2『友人が大喜びしてくれた生姜のふりかけの作り方』
vol.3『農家に収穫の喜びという言葉はない』
vol.4『おいしい野菜は美しい風景の中にこそ育まれる』
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みなさま、お久しぶりです!四万十のジンジャーマンです。
だんだん春らしい温かな日が増えてきて、生姜の植え付けまであとひと月あまり。畑の準備もぼつぼつ進行中、といった四万十です。
が、今回は生姜の話しではなく、子どもたちについて少し。
全校生徒16人の小規模校ならではの財産
先日、娘の通う米奥小学校では、学習発表会がありました。
一学年平均3人に満たない全校生徒16人のよねおく小ですが、各学年それぞれに社会見学の成果発表や、劇など、みんながんばって発表しました。
ひとりひとりがそれぞれ主役!恥ずかしくても逃げ隠れできません。。
というか、入学してからずっとそうなので、たぶんどの子にとってもあたりまえ。
これって何気にすごい経験値だなぁと思います。この積み重ねは、小規模校ならではの財産ですね。
四万十に移住したフリーカメラマンと子どもたちの出会い
また、今回の学習発表会にはスペシャルゲストの講演が。
お友達でもある写真家・高橋正徳さん。
広島のご出身で、某大手新聞社を退職と同時に四万十町に移住。
現在はフリーランスのカメラマンをされていて、四万十町、なかでもこの米奥小学校を取り巻く風景と環境に魅了されて、「ぜひこの地に住みたい!」と移住を決意。
昨年の10月にはなんと!
小学校のツリーハウス広場でウェディングパーティーを開き(驚)、高知県内情報誌のウエディング特集にも掲載されるなど、注目を集めました。
パーティーには県外からのお客さんも多く、ツリーハウス広場に降りていきながら、眼前に広がる四万十川とのコラボに「うわぁ!すごーい!」と歓声を上げてくれる方がたくさんいました。
直接そんな声を聞いたかどうかは分かりませんが、参加した米奥の子どもたちも本当に楽しそうで、また “自分たちの” 学校で、たくさんの人が楽しんでいることに、誇らしい気持ちになったように見えました。
広場の草刈りや設営のお手伝いをした僕もまた、うれし誇らしでした(^^)
そして、その日から後、子どもたちがツリーハウス広場に集まって遊ぶ機会や時間が、それまでよりはるかに多くなったのです!
学習発表会では、昨年末に高知市内のギャラリーで開かれたご自身の個展「ここに暮らすと決めました」(取材や撮影に訪れた高知県内各地の写真と映像展)のなかから、
四万十町を中心とする写真とドローンを使っての空撮映像を流しながら、ご自身が四万十に移住しようと思った理由や、よねおくっ子たちが日常を暮らす風景がどんなにステキか、やさしい言葉を選びながら、低学年の子どもたちにも分かるように丁寧に話してくれました。
ウェディングパーティー以来、撮影の機会にも何度も出会っている子どもたちは高橋さんともすっかり顔なじみ。
自分たちも映っている写真や映像にうれしさと誇らしさをにじませながら話しに聞き入っていました。
”気づいて”、”築いていく”もの
大きい学校、小さい学校、
都会の日常、田舎の毎日、
どんな環境であったとしても自分たちの暮らす場所、風景、あたりまえの日常に愛着と誇りを持てること。
大人になったとき確固とした自分らしさを持っていられる、その土台は、日常のなかで “気づいて”、“築いていく”ものなのかもしれませんね。
子どもたちにたくさん“気づかせて”あげることができたらいいなと、思います。
◆バックナンバー◆
vol.1『ジンジャーマンって何者!?』
vol.2『友人が大喜びしてくれた生姜のふりかけの作り方』
vol.3『農家に収穫の喜びという言葉はない』
vol.4『おいしい野菜は美しい風景の中にこそ育まれる』
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無農薬生姜 四万十情熱「ジンジャーマン」
茨木 良太
◆HP
http://shimanto-sweet-farmers.net/
◆Facebookページ
https://www.facebook.com/s.j.gingerman
◆日本最後の清流のまち・高知県四万十町
http://www.town.shimanto.lg.jp/