ジンジャーマンって何者!?|情熱!ジンジャーマンのほっと四万十!vol.1

カテゴリー:Column, 情熱!ジンジャーマンのほっと四万十!, 
2015.08.11

みなさん、はじめまして!
コラム「情熱!ジンジャーマンのほっと四万十!」
を担当させていただきます、茨木良太と申します。

 

 

大学中退、東京でのフリーター生活を経て、

高知県四万十町(しまんとちょう)にJターン

(生まれ育ったのは隣町の中土佐町というところです)

就農して11年目になります。

 
就農前に入った同町内の農業研修施設で知り合った奥サンと

10歳、4歳の二人の娘、家族4人、

みなさんもお聞きになったことがあるかもしれない、

最後の清流「四万十川」のほとり

(歩いて2分、目と鼻の先デス!)で

生姜の無農薬栽培を中心に農業をしています。

 

そう!それゆえにジンジャーマンなのです!
ジンジャーマンと名乗るようになって3年、

ようやく自己紹介で「ジンジャーマンです」と

照れずに言えるようになりました(笑)

 

僕が四万十町で農業を始めた理由、、、
それは東京でのフリーター生活に、

このままでいいのかという不安と苛立ちを感じ、

自分でなにか始めたい、と考えるようになった

27歳の頃のある出会いがきっかけでした。
好きだった渓流釣りを通して

「鍛冶屋」という仕事に出会ったのです。

(あれ?農業じゃ?て感じですが…笑)

 
釣りにも使うナイフをきっかけに

鋏、包丁、大工道具、農具、炎を駆使して

鉄の塊から様々な道具を造りだす仕事は

たまらなくカッコよくて、弟子にしてくれるところはないかと、

新潟、大阪、高知、埼玉、東京、少ない情報を頼りに、

あちこちの鍛冶屋さんを訪ね歩きました。

 

その中で、東京都大田区にある鍛冶屋さんに頼み込んで、

仕事をしながら休みの日に鍛冶仕事を手伝わせてもらう

ということをひと夏経験しました。
そして夏の終わり、

「お前これからどうするつもりなんだ?

いつまでもこんなことしてるわけにもいかないだろ?」
と問われ、「弟子にしてもらえませんか?」と頼んだのです。

 

親方の返事は、
「お前長男なんだろ?

長男のくせに親を置いて東京出てきて、

ここにずっといるつもりなのか?

ウチはそんなの弟子になんかしねーよ。

もう気も済んだろ?さっさと高知に帰れ。」

がびーーーーーーん。

なんの涙だったのか。
27歳田舎育ち、よく分からないけどなぜか無性に泣けました。
国道1号線、馬込坂の向こうに沈みゆく夕日がかすんで。。。。

 

ともかくそのひと言に納得してしまった僕は、

高知に帰ろう、

そして1から10まで自分でできる仕事をはじめよう、

と考えたのです。

すでに社会の一般的な流れからは

はみ出てしまっている実感があったし、

あまり会社に属することにも

向いていないと分かっていました。

 
しかし、人口は少ない、経済は最低、福祉も最低、

自慢は人の良さと酒の消費量と自然の豊かさだけ、

という高知で、なんの技術も資格も持ってない自分が

どんな仕事をはじめられるというのか…

自然か、、、釣りは仕事にはできそうにないし、、

漁師にも向いてなさそうやしな。。

 
農家、、、う〜んそれもな〜、、、
いや意外とこれからアリかも?
うん、アリや!それでいこう!

漠然と、カラダを使う仕事がしていたいというのもあり、

農業というキーワードが浮かんできたのでした。

 
調べてみると故郷の隣町、四万十町に

農業研修所があるということで、

まずはそこに入ってみて学びながら考えよう、

と、翌春に研修に入りました。

 

 

高知県は生姜の生産量日本一。

そして四万十町は生姜の生産量日本一の町です。
標高300mに広がる台地上の田畑は、

四万十川の恵みである豊かな土壌と

最大15℃以上にもなる昼夜の寒暖差、

日照時間の長さと雨の多さ、

あふれるばかりの自然のエネルギーに恵まれた土地で、

お米や野菜もすごく健康に、おいしく育つことを知りました。

 

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そして5月には先輩農家さんに知り合い、

研修アルバイトで雇ってもらうことになり、

すんなり借家も見つかって(とーってもボロでしたが…)

早くも農業らしきことに携わることができました。
同期で少し後から研修所に入ってきた奥サンとも

そのころから仲良くなって。

 

実のところ、、、
僕はあんまり苦労することもなく、

なんだかすんなり就農できてしまったのです。
翌年1月には入籍し、

6月には初めての野菜ができるより早く長女が生まれました。

 

そんなこんなで高知に帰ってから2年目、

農家としての生活が家族3人でスタートし、

てんやわんや、必死のパッチの5年ほどが過ぎて

次女が生まれ、どうにかこうにかそれからの月日を過ごし、

はや11年目にいたりました。

 

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今、奥サンは僕も所属する四万十町の新規就農者や

移住者を支援するNPOの事務局員として勤務し、

畑は僕が、そして引退したぼくの父が

時々手伝いに来てくれています。

 
ムスメたち、小学校4年生になる長女は

ちょっとビミョーなお年頃?のようで

ナーバスなこともあったりするんですが、

次女は畑が大好きで、

土日などはくっついてきて泥遊びしたり、

虫を探したりするのが楽しいようです。

 

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もちろん農業はそうなのですが、

自然から学ぶことは本当に多い。
野菜はひとが育てるというよりも、

ひとが環境を整えてやること(土壌を整えること)で、
ひとりでに育っていきます。

 
子どもも同じで、

もちろん最低限のルールは教えるにしても、

環境さえ整えてあげれば、

あまり細かいことを言わなくても

ひとりでに育っていってくれそうな気がします。

 

本のタイトルかなにかで

「子育ち」という言葉を見て(読んではいない)、

こういうことを言うんじゃないかなと思いました。

 

コラムを書かせていただくことになったのをきっかけに、

自分ちの「子育ち」も改めて見つめなおしながら、

四万十の日常のことや、畑のこと、生姜のことなど、

書いていけたらありがたいな、と思っています。
これからどうぞよろしくお願いいたします。

 

そうそう!生姜のことも忘れずに!
今回はよくある質問、生姜の保存方法についてです。

ずばり、水に浸ける!コレが一番です。

 

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写真のように適当な大きさにカットして、

タッパーなどに水を張って

完全に水没させてください(空気を遮断する)、

フタをして冷蔵庫(できれば野菜室)に

入れておけば1ヶ月以上保存できます。
水が濁ったら取り替えてください。
ちなみに、生姜の保存適温は12℃〜15℃、

水に漬けておけばそれより少し低くなってもダイジョウブ。
あまり低い温度では腐敗し、

高温だと芽が延びて消耗したり、

ポリ袋の結露などで傷みやすくなります。
水中保存、ぜひ試してみてください!
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無農薬生姜 四万十情熱「ジンジャーマン」
茨木 良太
◆HP
http://shimanto-sweet-farmers.net/
◆Facebookページ
https://www.facebook.com/s.j.gingerman
◆日本最後の清流のまち・高知県四万十町
http://www.town.shimanto.lg.jp/

 

 


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