「いつかは働きたい」ママへ4つのヒント|ママのキャリア応援コラムvol.16
こんにちは!!「ママがママらしく働くコラム」ママのキャリアコンサルタント、畠中直美です。
新年度が始まって2ヶ月が経ちました。6月に入り、ようやく新しい生活も少しずつ落ち着いてくる頃ですね。
そのせいか最近、「ちょっと働いてみようと思うんだけど」というママからの相談が増えてきました。
お子様や家族の変化に合わせて自分自身の働き方を変えていくというのは、女性ならではの悩みでもあり、よさでもあると感じています。
ただ、「いつか働きたい」と思い、漠然と考えているだけでは何も始まらないですよね。
「働いていない」状況から「働く」という状態にもっていくには、いくかのステップを越えなければいけません。
「預け先はどうする?」
「育児と家事だけでも忙しいのに大丈夫かな。」
「資格を取っておいたほうがいいのかな。」
不安が尽きなくて、行動に移すのが難しい人がとても多いなというのが実感です。
そんなあなたのために、私なりのヒントをお届けします。
実は、必要なのは「勇気」だけなんですよ。
まずは「今」どう働きたいのかを見つめる勇気
ママからいろんな相談を受けるようになり、女性の働き方は、日々多様化していると感じています。
出産前の会社にフルタイムで復帰、時短復帰。
または別の会社への就職。
パートタイムで就業。
契約社員や派遣で就業。
在宅ワーク。
はたまたフリーランスで働くなど。
ざっと挙げるだけでもこんなに出てきますね。
「働く女性」とひとくくりに言っても人それぞれ、想像する姿が違うかもしれません。
今、専業主婦をしていて働こうと思ったとき、皆さんいろんな条件を考えるはずです。
人によって差はありますが、大体以下の項目が多いようです。
・時間
・場所(勤務地はどこか、通勤時間など)
・事業内容(何をしている会社なのか)
・仕事内容(実際にどんな仕事をさせてもらえるのか)
・時給、月収、各種手当
もちろん、できるだけ希望に合うところへ就職できればいいのですが、なかなかそういうわけにはいかないのが現実です。
「時間はいいけど、場所がなあ・・・」
「子どものお迎えに間に合うかなあ・・・」
「やってみたい仕事だけど、お給料が思ったより低いな・・・」
こういう言葉が出てくる人がほとんど。
ですので「条件に合う、合わない」だけで判断するのではなく、しっかりと自分の中で「ここまでなら譲れる」という基準、そして優先順位をしっかり持つことが大事です。
子育てや家事で忙しく、なかなか自分のことを考える時間を取るのは難しいかもしれません。
また、以前働いていた時のイメージを引きずってしまいがちかもしれません。以前の職種じゃないと嫌だなとか、昔もらっていたお給料くらいはもらいたいとか。
でも、昔と今は違います。良くも悪くも「今」のあなたの状況、スキルをしっかりみつめる勇気が必要です。
あくまで「今」のあなたの状況、スキルを元に選ぶ仕事なのです。
心から希望する仕事内容でなかったとしても、その仕事が、次の仕事へのステップになるかもしれません。
1年後は、身に着けた経験を生かし違う仕事についているかもしれません。
今、全ての条件を満たす仕事を探すよりも、働きたいなあと思っているのであればその想いを後回しにせず、「今」のあなたの状況、スキルに合った仕事を探して欲しいのです。
子どもの預け方や働く時間に制約がある人は、いろんな「預け方」や「託児方法」がある事を知ると、気持ちが楽になりますよ。
詳しくは、前回までの「ママのキャリア応援コラム」をご覧くださいね♪
⇒vol.13 元気で用事がない時がチャンス!一時保育のススメ
⇒vol.14 託児を利用するメリットはこんなにある! 私の体験談をお伝えします^^
⇒vol.15 「働いてみようかな」を前進させる下準備と長期的視点
思ったよりもできること、思ったよりも出来ないこと。
一度、しっかりと「今」のあなたを見つめてみると、新しい発見がありますよ。
あれこれ悩むよりも、動いてみる勇気
「さあ仕事を探してみよう!」と思ったものの、普段のドタバタ生活の中で「やっぱり無理かな」と思ったり、思ったよりも希望する職業の求人が少ないなど、出鼻をくじかれることもありますよね。
相談を受けていても「やっぱりまだ仕事を始めるのは難しいのかな」「もう少し子どもが大きくなってからの方がいいのかな」という声をよく聞きます。
でも同じくらいお聞きするのは「やってみたら意外と大丈夫だった!」ということ。
「事務しかできないと思っていたのに、意外と接客も楽しい。」
「大きなオフィスでの勤務に憧れていたけど、アットホームな小さな会社で働きだしてよかった。」
「パソコンに自信がなくてテレマーケティングの仕事を選んだけど、この仕事が自分に合っていると分かった」
自分のイメージと実際の様子が違うということはよくあることです。
条件だけですぐに判断するのではなく、一度実際に様子を見に行ったり期間限定での求人に応募してみたり、動いてみることがオススメです。
やりたいことを口にだす勇気
「いつかは働きたい」「今の働き方を変えたい」というのは、多くの人が持つ気持ちのようで、あなたも一度は思ったことや誰かから聞いたこともあると思います。
でも、思っているだけではなかなか前には進めません。
「いつか」とぼんやり思っているうちは、先延ばしにされていってしまいます。だって、毎日の家事や育児だけでも忙しいから。
本当に「働きたい」「働き続けたい」という気持ちがあるなら、「期限を決めて」しまうといいですよ。
そうすると、期限から逆算して行動できますよね。
さらに、行動するときに効果的な方法があります。それは「口に出すこと」です。
「いつまでに、何をやりたいのか」
これを誰かに言ってしまうと、「言ったからにはやらないといけない!」という心理が働きますよね。
最初はやりたいことを口に出すのはドキドキするかもしれません。
本当にできるかなとか、できるわけないって言われたらどうしようとか不安もありますよね
でも、口に出すことで「それならこうしてみたら」とか「私、仕事を紹介できるよ!」とか意外な助言やチャンスをもらえるかもしれません。
口に出す勇気を出せたら、きっと不安以上に希望やチャンスを手に入れられますよ。
自分で自分の背中を押す勇気
最後に、一番大事なのは、自分で自分の背中を押すこと。
子育てをしていると、何度か「チャンス」がやってくると思います。
お子さんの入園や入学、習い事などで、自分一人の時間ができたとき。
幼稚園や小学校の役員をやって、家庭以外での役割を持つとき。
家事と育児だけの毎日から、「もしかしたら、社会に出られるかも」という一筋の光を見るチャンスが必ず何度か訪れます。
そのチャンス、小さくても大きくても逃さないで欲しいなと思っています。
どの人もきっと、何かやろうと思えば家庭だけではなく社会の中でも役割を果たすことができます。働くことでも、ボランティアでも、なんでも。
やろうと思えばきっと出来る。
だからチャンスが来た時には、すかさず自分の背中をぐっと押してあげて欲しいなと思います。
家事や子育ては、あなたが思っている以上にすごく大変なこと。それができているのだから、少しの勇気が出せれば大丈夫です。
あなたの一歩を踏み出すヒント、ぜひ意識してみてくださいね。
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ママのキャリアコンサルタント
畠中 直美
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