遊びは3回以上繰り返そう|生き抜く力を持った子どもを育てるvol.8
今回は、子どもとの遊びは、3回以上繰り返そう!
というお話です。どういうことでしょうか?
つまり、お子さんが0歳から3歳くらいまで、
親が一緒に遊ぶときにどのように遊んだら良いか。
そのコツは、「模範を見せる」、「3回以上繰り返す」です。
遊ぶとき、ボールを投げるとか、絵を描く、ままごとをする、
すべて親の真似をします。
ですから、こんなふうに遊んで欲しいという思いがあったら、
まずは大人である私たちがそのように遊んで見せてあげることです。
大人は子どもと遊ぶとき、何をして遊ぶかばかりに意識がいきがちです。
絵を描こうとかボール蹴ろうとか、積み木で遊ぼうかとかパズルをしようかとか。
しかし最も大切なのは、どんなふうに遊ぶかなのです。
パズルで一緒に遊ぶとき、黙々とやっていると、
黙々とパズルをすることを真似します。
ボールを蹴ったりして遊ぶとき、めちゃめちゃはしゃいで遊ぶと
子どももはしゃいでボールを蹴るようになります。
つまり、親がどんな顔をして、どんな雰囲気で遊んでいるかが
最も真似をされているのです。
遊びは、子どもにとっては勉強です。
ですから、どのように遊ぶかがどのように勉強するかにつながります。
集中力のある子に育てたいなら、まず親が集中して遊ぶことです。
すると子どもが集中して遊ぶようになり、
それが勉強に移っても集中して勉強するようになるのです。
「3回以上繰り返す」とは、
3回繰り返すことが最も学習効果が高いということですから、
遊びも3回繰り返すと良いでしょう。
まずは親が手本を見せて、次に一緒に遊びます。
子どもがその遊びを習得するまでに3回以上は一緒にやってあげてください。
すると一人で遊ぶようになり、3回以上やると子どもはその遊びに飽き始めます。
もちろん得手不得手がありますから
たった3回でできるようになることばかりではありませんが、
簡単にできることであれば3回くらいでできるようになります。
逆に、3回でできるようにならない場合、
何回も何回も繰り返してできないと嫌になってしまいますから、
その場合はまだレベルが高い遊びだと思って、
時期を待ってから再び遊んでみると良いでしょう。
幼い頃は、インプットが大事です。
たくさんインプットをして、
コップの水が溢れるくらいインプットできたら、
あとは簡単に表現できるようになるので、どんな遊びも3回以上です。
積み木やままごと、どんな遊びも、
親の意識の向け方ひとつで子どもを伸ばすことができます。
ただ遊ぶのではなく、同じ遊びも、時に意識を変えて遊んでみてください。
子どもにとっても、いつもの遊びが新鮮なものになります。
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畠中秀明
◆個別指導 スクールIE・黄檗校(京都府宇治市)塾長
◆スマイルママラジオ『Bright★Delight』にレギュラー出演中
「カリスマ塾長による「生き抜く力を持った子どもの育て方」コーナーへの
お悩み相談、質問、感想等はinfo@smilemama.jpまで。