人気塾の塾長が「”生き抜く力を持った子ども”を育てる」ヒントをお話しします
こんにちは。
【「生き抜く力を持った子ども」を育てる】のコラムを担当します、畠中秀明です。
私は、愛知教育大学教育学部卒業後、中学校、高等学校、夜間定時制高校、特別支援学校で教員として子ども達の指導にかかわってきました。その後、コミュニケーション研修会社へ転職し、コミュニケーションのノウハウをまとめた米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナーの資格を取得。NLPを子どもたちへの指導に活かしたいと考え、個別指導スクールIEを京都と奈良で経営しています。
私の夢は「生き抜く知恵を育むための学校をつくる」ことです。学習塾では、子ども達に「目標を達成する方法」を教えています。また、大学生には社会人になる心構えを教える講演を開催するなど、社会に出て活躍するために、子どもの段階的な成長に合わせたプログラムやかかわり方を開発しています。
10年以上様々な子ども達を見てきた私は、「中高生の姿は、その子が過ごした幼少期の結果である」と考えています。幼少期の何が、中・高・大学生になった子どもたちの習性を決めることになるのでしょうか。乳幼児の子育て中のお母さんが今できることは何なのでしょうか。
日々、多くの子供たちや大学生と接している私が、そのヒントをコラム【「生き抜く力を持った子ども」を育てる】を通してお伝えします。
私の夢は、子ども達が小さな頃から社会に出るまでかかわり続ける「学校」のような場を創ることです。そこで「社会で生き抜くための知恵」をつけます。人として幸せを掴むための考え方、生き方を育む学校です。
◆現在、小・中・高・大学生に対して行っていること
小中高のお子さんをお持ちのママは、「この子にどのような教育を受けさせたら良いか」「どのような学校に進ませたら良いのか」「どうしたら頑張って勉強するのか」といった、学習を中心とした成長面のお悩みをお持ちの方が多いのではないかと思います。
そのため、私の学習塾では、学習指導を通して、計画を立てて取り組む方法や目標の設定の仕方、状況に応じたモチベーションの保ち方などを子ども達に教えています。高校生にもなれば、お子さんは少しずつ親の手を離れていきます。この時期、自分の将来のことを真剣に考える時間がとても大切になります。そのため、当塾では心理テストや面談を通してお子さんが自分自身のことをより深く知る時間をもちます。夢について丁寧に考えることで、今の自分の能力をどのように発揮したら良いのかを考えるきっかけになるのです。
そして大学生になると、「働く」とはどういう事なのか、について学びます。社会人としての心構えや、お金をいただき、働かせていたいただく気持ちを伝えています。また、当塾で働く学生アルバイトの講師に、自己研鑽の場として、様々な業界で活躍されている方々をお呼びして講演会を開催しています。会社にお勤めの方から職人さん、経営者の方。出版業界や保険業界、IT関係、など、今まさにそれぞれの第一線でご活躍されている方と触れ合う機会は、大学生の価値観を揺さぶり、柔軟なものにしていきます。中学校で学ぶ職業体験とは比較にならないほどのリアリティを感じることができます。
このように小中高大と、その時期に応じた段階的な学びを子ども達に提供しています。
◆幼少期の子どもにとって大切なこと
しかし、小学生よりも幼い頃は、何よりお父さんやお母さんの影響が非常に大きくなります。幼児期のお子さんは、なによりも柔軟です。柔軟ですからうまくいかないことがあってもやり直しがききます。しかしながら、心理学的な見地からみると、小学校低学年くらいまでにその子の価値観の80%以上ができ上がってしまうそうです。
柔軟ゆえに何度でもチャレンジができる子育てですが、ある一定期間を過ぎると変えにくくなってしまうのです。お子さんの能力やセンス、感覚、耐性、そういったものは幼少期に器ができ上がるといっても過言ではありません。でき上がった器の大きさの分だけ内容がつくられていきます。
幼少期のお子さんに対するかかわりの中で、私たち親は、今、何を子どもにしてあげることが正解なのかを知りたくなります。英会話は何歳頃から習わせると良いのか、週何回くらいが良いのか、音楽は習わせた方が良いのかなどです。例えば、英会話は2歳から習わせると良い!という意見が拡がると、それに影響され、「みんながやっていることだからこれがいいはず」と、こぞって2歳から習わせたりします。
私たち親は「子どもはみんなそれぞれ」と思っているにもかかわらず、正解のない子育ての中で悩み、答えを見つけて安心したくなっているのです。
私のコラムでは、これ!といった正解をみなさんにお伝えするものではなく、あくまでも一つの考えとして、方向性として、「こんな考え方があります」のような内容をご紹介していきたいと思います。みなさんがお子さんのことで不安なことがあったとしても、自信を持って子育てに取り組んでいける後押しになればと思っています。
◆親が自信を持って子どもと関わることの大切さ
子育て奮闘中のあなたが自信を持ってお子さんにかかわることで、あなたのお子さんがあなたのその姿勢を真似するようになります。幼少期の子ども達は親から学びますから、パパとママの生き方、生き様が影響するのです。何を習わせるか、何をお子さんに与えるかが問題ではなく、パパとママがどう生きているか・・・です。
あなたのお子さんの「パパとママは、僕たち私たちにどんなふうに接してくれているのかな」というまなざしに、どんな姿を見せてあげることができるか。私の夢である「学校」の幼少期の部は、私たち親の生き様を子ども達に見せることだと思うのです。
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畠中秀明
◆個別指導 スクールIE・黄檗校(京都府宇治市)塾長
◆スマイルママラジオ『Bright★Delight』にレギュラー出演中
「カリスマ塾長による「生き抜く力を持った子どもの育て方」コーナーへの
お悩み相談、質問、感想等はinfo@smilemama.jpまで。