一週間の留学生活での子どもの成長|フィリピン親子留学記vol.2

カテゴリー: Column
2015.04.09

フィリピン親子留学についてのコラム2回目の連載では、

「一週間の留学生活での子どもの成長」

について書きたいと思います。

 

 

今回参加したプログラムは、パーペチュアル大学という

医学部や航空学部、小・中・高校、病院まで併設されている

総合大学にある幼稚園の年少組への1週間の留学です。

 

基本的に毎朝1時間、子どもの授業を見学し

その後、親には英語学習等の別のプログラムが用意されていました。

ずっと親が見ていると、子どもが友達の輪に入っていくチャンスを逃すから

という理由もあると思います。

 

とはいえ、いきなり知らない所で知らない人に子どもだけ預ける不安があり、

渡航前に初日は、1日中見学できるように、プログラムを変更して貰いました。

kengaku

 

クラスは、現地の子ども達が20名程度の年少組でした。

先生は常に2名以上おり、更に息子と娘には

一人ずつ専属のナニー(保育士)がついてくれました。

philippines-oyako-ryugaku3

 

 

クラスに入り、盛大にクラスメイトや先生に迎え入れられると、

4歳の娘はすぐに打ち解けて、輪の中で歌ったり踊ったりとても楽しんでいました。

一方7歳の息子は、渡航直前にスキーで骨折してたのも重なり

一緒に踊れなかったため、先生たちが手だけでも動かそうと

手を取ってくれても、それを頑なに拒んでいました。

philippines-oyako-ryugaku2

 

その時の息子の心の声は、

「なんでこんな皆、何言ってるかわからん所に連れて来られなアカンねん。

ホンマ嫌やって。お父さん、お母さんわかってよ!!」でした。

 

2時間程度見学し、先生たちとナニーが言葉は通じなくても

気持ちを感じ取って息子・娘と会話し、対応してくれている姿をみて安心し、

これ以上クラスで見学していると息子に良くないと思い、園を出ることにしました。

*余談ですが、この日はジプニー(小さいバス)に乗って

ローカルマーケットに連れて行ってもらいました。

 

二日目からは、息子の表情が変わっていました。

philippines-oyako-ryugaku4

ダンスも車いすに座りながらやっていましたし、

先生の質問に自分から手を挙げて黒板に書きに行きました。

しかも答えが当たっていたので、みんなに拍手して貰って

笑顔で自分の席に戻りました。

(後で聞くと質問の意味は分かっていなくて、

書いた数字がたまたま当たってただけでした。)

これには正直、驚きました。

 

最終日、お別れの時に、息子も娘も泣いていました。

妻ももらい泣きしていました。

子ども達に別れの悲しさがわかる事が意外でしたし、

子ども達に1週間でこんな感情を教えてくれた

フィリピンの先生方やナニーの凄い力を感じました。

 

次回は、帰国してからの家族の変化をお届けしたいと思います。

 

========================

上野公嗣(うえのこうじ)

株式会社S・S・M(Super Strong Mother)

代表取締役

http://www.ssmother.com/

◆大阪市内で運営している保育園

http://www.nukumorinoouchi.com/

『 Column』の最新記事

Back Number