健康に関する子育てQ&A①|心と体の成長を促す運動遊びvol.10

2015.05.15

こんにちは。村田トオルです。

今回からしばらくは,

子育て講演でよく聞かれるご質問や

終わってから「よくわかりました~」という声が多かった

講演ネタについて、書かせていただきますね。

 

 

さて,僕の専門は

①発育発達 ②スポーツ指導法 ③健康科学です。

子育て講演をしている立場なら

①②は容易にご理解いただけるかと思いますが,

実は③の分野も盛り込んでいるんですよ。

「健康と子育てどう関係あるの??」

と思われるかもしれませんが,

目からうろこが・・・たくさんですよ。

 

◆運動神経は誰にでもある

よく聞く言葉に

「うちの子,ぜーんぜん運動神経ないんですよー,

どうしたらいいでしょうか?」があります。

真っ向から否定するわけではありませんが,

そもそも運動神経は誰にでもあります。

 

名称からのイメージされるのか,

スポーツ活動の場面のみで発揮される

特殊な神経を想像されがちですが,

実はそうではありません。

運動神経は、脳からの指令を

内臓や筋肉に伝達するためのルートなのです。

 

ということは,ご飯を食べ胃が消化活動をするのも,

お箸を持って口に運ぶのも,階段を上り下りするのも,

授業中に姿勢を維持するのも,

全部運動神経があるからできることなのです。

となると,運動神経は「あるかないか」ではなく,

正しくは「伝達速度が速いか,遅いか」なのです。

 

では,伝達速度を速くするにはどうすればいいのでしょうか?

答えは「いいイメージを持ちながら,繰り返すこと」。

つまり反復です。

 

親のみなさんは,漢字ドリル,算数ドリルをされてきましたよね。

あれは反復することにより,脳にイメージをインプットし,

やがて考えなくてもできるよう

「自動化」を目的としています。

そうなると,九九のように,スラスラっとできますよね(^^)

 

さあ,このコラムを読み終わった時から,

運動神経は「あるない」ではなく,

「速い遅い」に切り替えてくださいね。

それから,反復がいいからといって,くれぐれも

お子さんに繰り返すことを強要しないでくださいね。

 

また,パパママご自身の健康に関する悩みで,

「最近運動不足で,

若いころあった筋肉が脂肪に変わって・・・」

もよく聞きますが,正確には

「運動不足により筋肉が委縮し,筋肉量が減り,

食べすぎで脂肪細胞が大きくなり,結果体重が増えた」

ですので。

 

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村田トオル
大阪青山大学健康科学部子ども教育学科 准教授
・NPO法人日本健康運動指導士会兵庫県支部長
・第26期西宮市スポーツ推進審議委員
・日本体育協会スポーツ医科学専門委員会メンバー
・同志社大学健康体力科学センター嘱託研究員

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