3歳の娘の前歯が欠けた事件から学んだこと。|釜ちゃんの日記vol.38

2017.05.25

こんにちは。スマイルママ代表・釜ちゃんです。

少し前に娘に起きた事件から学んだことを書きたいと思います。

すでにアメブロにも書いた内容なのですが、続編を書きたかったので前に書いた分も少し編集してアップします。

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昨日の朝、娘を送って1時間ほど経ったころ

幼稚園から着信が!!!

熱でも出たか?怪我したか?

はたまた、提出しないといけない書類を忘れたか?(よくやるので(・_・;)

ドキドキしながら電話に出ると、先生の中で一番偉い主任の先生。

あーこれあかんやつや。

と直感ですぐわかる。

大したことなければ担任の先生から電話。

大きなことが起きた時は主任の先生から電話。

「お母さん、ごめんなさい!」

あー、これ本当にあかんやつや。

最初に謝るってことは、怪我だとすぐにわかる。

結果は予想通り。。。

その時娘はなぜか上靴を履いてなくて(あるはずの場所になかったんだって。)、靴下のままで遊んでいたらしい。

で、滑って転んで前歯を強打。

歯が欠けたそうです。

息子も昔転んで歯が欠けたことがあったので、歯医者に行ってレントゲン撮って、神経が大丈夫か見てもらって…と、この後の流れはだいたい予想がつきました。

「もう血も出てないし、泣きやんで落ち着いています。どうします?」

ってことは、重大インシデントではないってことか。

病院に行っても行かなくても大丈夫なレベルなのか。

でも歯だしね、念のため歯医者さんに診てもらった方がいい気がするなぁというのが私の直感。

(のちにこの直感を信じてよかったー!と思う結果になるのです)

あんまり欠けてないといいなぁ…

乳歯が抜けるまで、まだ2年くらいあるもんなぁ…

そう思いながら迎えに行くと…

がぁん…

すっごい見事に見事に

斜めに欠けている。。。

反対側の歯もグラグラしてて血が滲んでるし、すごい衝撃だったんだなぁと予想がつく。

きっと大丈夫、大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせながら歯医者さんへ。

欠けた歯を幼稚園の先生がとっておいてくれたので、それを持って。

待つこと30分。

(ここから若干、生々しいことも書くのでご注意ください)

治療部屋に入ると、歯科衛生士さんが欠けた歯を「消毒してきますね」と持って行ってくれた。

でも、すぐにそれをそのまま持って帰ってきた。

「もうこれは使えないそうです」

そ、そうですかぁ。。。

大きいから使えるのかな?と思ったけど無理かぁ。。。

そうなると欠けた歯はそのまんまかぁ。

と、ショックを受けていると先生登場。

娘の歯を見て先生が開口一番

神経見えてますね。

え?!?!

今、なんて?!

ここ、ピンクの見えます?

これ神経です。

神経取らないといけないですね。

?!?!?!?

3歳の娘の前歯の神経を取るって?!?!

なんてこと。。。

神経が出てきてしまっているから、このまま放っておけないそうで。

で、神経を取っちゃうから歯がこの後どんどん変色して行くそう。

神経を取ってしまったら、永久歯はちゃんと生えるのか?
永久歯も神経がない状態で生えてくるのか?

という疑問を先生に次々に投げかけて、そうこうしている間に涙がポロポロ。

娘じゃなくて、私がね。お恥ずかしい限りです。

だって、もうかわいそうでかわいそうで。

先生の説明を聞きながら涙を流す私を、娘はじーっと見てました。

分かってますとも!
私が泣いたらダメってこと。

でもしゃーない。出るんだもの。

ナイスタイミング?!で、娘はトイレに行きたいと言い出し、歯科衛生士さんがトイレに連れて行ってくださりました。

(ほんとは私が連れて行かなきゃいけなかったのに、、、ありがたかった…。だって私は全然心が落ち着いてなかったし、先生としっかり話をしたかったから。じゃないと落ち着けなかった。)

息子の時みたいに、レントゲン撮って、グラグラしている歯を固定してもらって、「じゃぁまた3日後にきてください」って言われて終わりかなと思っていたのに

神経取ることになるなんて、衝撃的すぎてすぐには受け止められません!!!

いやぁ、泣いたね。(私がね)

かわいそうすぎて。

3歳なのに!!!神経取るとか本当に辛い。しかも前歯。

そして、神経を取るためには麻酔をしないといけないって。

娘は注射が嫌い。(好きな子なんていないだろうけど!)

歯医者さんで注射なんて、娘にとってはもうとんでもない恐怖だと思う。。。

でも仕方ない。

というわけで、あっちゅーまに治療スタート。

途中途中で先生が解説してくれたり、私に見せてくれようとするんだけど、私はこういうのが苦手で…

娘に今起きていることを全然受け止められてないのに、衝撃的な映像(じゃなくて生だけど!)を見たらもう私は倒れてしまう。。。

なんて自分はあかん親なんだろうと思いました。

どーんとしっかり構えてないとダメなのに、できなかった。。。

注射している時、娘は「なんで注射すんのー?今日は何もしないんじゃなかったのー?」と心で思っていたんだろうなぁ。

うぎゃーと泣きながらも、でも体は暴れずにじっとしたまま頑張っていました。

それがまた泣けるっていうね。(どんだけ私、弱いねん)

そんなこんなで治療があっという間に終了。

あえて長時間しないんだって。あと何回か通って終わり。

反対側の歯も、神経が死んでしまっている可能性があるんだとか。

神経は露出していないから取らなくていいんだけど、もし神経が死んでたら歯が黒く変色して行くんだって。

右も左も前歯が変色していったら…辛いな。

いずれ生え替わるとしても後2、3年くらいはまだ乳歯。

その間、にっこり笑うと黒い歯だなんて。。。辛いな。

この歯医者さんは私もずっと通っているところで、先生自身もお子さんがいるパパさん。

だから私の不安な気持ちもちゃんと分かってくれて、私が涙ポロポロで取り乱した時も、

「今、あえて淡々と状況を説明しています。

お母さんが心配に思う気持ちも、取り乱しちゃう気持ちもよくわかるから、だからあえて僕は淡々と話してます。

大丈夫です、永久歯には影響はないですから。

今日できる治療を今からしっかりやりますので、安心してください。大丈夫です。

お母さんのショックな気持ち、すごくよくわかります。

うちの子もこないだ前歯が欠けちゃって、永久歯なんですけどね、ショックでしたもん。

だからすごく気持ちわかります。」

先生の言葉がすごく響きました。

寄り添ってくれる言葉の温かさに感動。

そして先生の息子さんは永久歯が欠けちゃったそうで、そっちの方が事件だし!!!

娘は生え替わるからまだいいけど、永久歯だったらそりゃもうショックだよなぁ…歯医者さんだからなおさら。

そんなこんなで、娘がにっこりすると見事に前歯が斜めに欠けた状態。

前と印象が変わっちゃいました。

でも、変わらず娘は娘だ。

いきなりの歯医者さんで(娘にとっては初歯医者!)、いきなり注射して、いきなり神経取るなんて、よく頑張った。

自分だったらもう地獄でしかないだろうなと思う。。。

あと何回か通うことにはなるけど、あの先生なら大丈夫だ!

信頼してお任せしよう。

さぁ、治療が終わったら欠けた歯をどうするか決めなきゃ。

そのまま永久歯が生えるまで待つのか、それとも5000円かけてかぶせるのか。

とりあえず昨日は朝からまさかのバタバタで何もできず。

でも色々勉強になりました。

歯が欠けても命はあるんだし、よしとしよう!

娘も笑ってるし、大丈夫。

自分がいかに弱いかもよく分かったし、と同時に、自分の親は強いなぁと改めて。

いろんな病気やら怪我を私たち兄弟はしてきたけど、親が取り乱しているところや涙しているところなんて一回も見たことないもんなぁ。

いやー、私は弱いなぁ。強くならなあかん。

どーんと構えられるようにならなあかん。じゃないと子どもたちにいらん心配をかけてしまうよね。

勉強になりました。

でもこんな想いはもうしたくないなぁ。

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↑歯医者さんにはキッズスペースがあり、ママが治療している間保育士さんが見守り保育をしてくれるサービスも。

 

で、後日談。

なんで上靴を娘が履いていなかったのか、気になって娘に聞いてみました。

そしたらどうやら「上靴を履いてなかったから転んだ」のではなく、「お友だちに背中を押されて転んだ」たそうで。

あれ?幼稚園の先生の説明と食い違ってるぞ…

そこから私の疑問やら不安がどんどん膨らんでいくことになります。

 

娘は背中を押されて転んだという。

先生は娘が勝手に一人で転んだという。

どっちが本当なのか…。

 

どうしてもどうしても腑に落ちなくて、悲しくて苦しくて悔しくて悶々としていました。苦しかった。

でもこのままじゃいけない!と、思い切って先生に文書にて娘から聞いた話を伝えました。

そしてその日のお迎えの時に、直接先生方からお話を聞くことができましたが、やっぱり娘の話と食い違う。

 

3歳の娘の言うことだから、もちろん間違っている可能性もある。

自分を守るために、話を作ってしまっているかもしれない。

先生の言っていることを信じるのか、はたまた、娘を信じるのか。

先生のお話を聞いた後も、しばらくは悶々としました。

 

犯人探しをしたいというよりは、何が起こったのか事実を知りたいと思うのは、親なら当然のこと。

子どもと先生が言っていることが食い違う時はなおさら。

でもとりあえずやれることはやったから、もうあとは現実を受け止めて娘の歯の治療を進めるだけだ!と、気持ちを切り替えました。

娘の歯を見るたびに胸がギュッとなるけど…でも前に進んで行かないといけません。

 

子どもが小さいうちは、何が真実か親にきちんと伝わらないこともあるんだなということを今回学びました。

そういうことが起きたとにき親としてどう対処するか。

どーんと構えて、冷静に判断できるようにならないといけないなと思いました。

 

娘は幼稚園が大好き。先生のことも大好き。

この怪我のあと、少し不安定になった娘でしたがもう大丈夫。楽しく幼稚園に行っています。よかった。。。

 

というわけで娘の歯の治療、2回目が先日終わりました。今回もギャン泣き。あぁ私も辛い。。。

私は歯医者が本当に苦手で、自分の治療の時は笑気ガスを使わないとダメなくらいなんです。

だから娘の治療に同席するのはほんっとにほんっとに胸が痛くなります。

 

弱いなぁ私。

でも毎回そんな弱い私を救ってくれるのが、思いやりに溢れる歯医者さんの言葉。

寄り添ってもらえるだけでこんなにも心があったかく、軽くなるんだなぁと。

歯医者さんの対応からも学ぶことが多かったです。

長くなりましたが、娘の事件レポ?はこれにて終わりです。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

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