小学生の宿題との向き合い方。2年かかって気づいたこと。|釜ちゃんの日記vol.45
こんにちは!スマイルママ代表の釜ちゃんです。
去年の10月以来の投稿となりました。毎週月曜日に更新しますと言っておきながら!w
2018年は月に1回は必ず更新したいと思います。(と宣言してみる。)
さて、ちょうど1年前くらいに、釜ちゃんの日記vol.31「小学1年生の宿題事情。この1年間どれだけ悩まされたことだろう。」という記事を書きました。
息子が小学1年生の1年間、宿題をするのにとにかく時間がかかって私も息子もイライラしてもう大変だったなーという振り返り記事です。
5時間かかった宿題もありました。あれはもう伝説です。笑 担任の先生に「15分でやれる宿題しか出していません」と言われて愕然となったなぁ。
(小学校入学したての息子。もう2年前!)
現在息子は小学2年生。
1年生の1年間と、2年生の1年間ってもう全然違っていて、2年生のこの1年間はびっくりするくらい楽チンでした。(なぜそうなったかということにも今から書くことが繋がっていくと思います。)
釜ちゃんの日記vol.31「小学1年生の宿題事情。この1年間どれだけ悩まされたことだろう。」
この記事ではあえて「息子と私の宿題に対するイライラ解決方法」を書きませんでした。
なんかちょっと極端すぎるし、万人ウケするとは思えなかったのと、批判されるのも嫌だなーと思ったから。
なので、「気になる人は個別でメッセージください」と書いたのです。
そしたら、この記事を読んだ何人かのママさんから「解決方法を教えて」というメッセージをこの1年間の間に何件かいただいたので、あぁやっぱり私みたいに悩んでいるママさんがたくさんいるんだなーと感じました。
先日もまた小1ママさんからメッセージが届いたので、そろそろ公開してみようかなと思った次第です。
私も小学生の母親になって丸2年経って肝も座りました。w
ちょっと過激かもしれないけど、モヤモヤ・イライラのど真ん中にいるママさんにとってなんらかのヒントになればいいなと思います。
(2年前と1年前の息子。)
息子が宿題をしない
息子が宿題をするのに時間がかかる
私にとって、この2つが大きな悩みでした。
自分の時は、「どうせやらなあかんことやし、さっさと済ませてしまお」とか「あーめんどくさいなぁ。やりたくないなぁ。でもやらな先生に怒られるしなぁ。」と思いつつも結果的に毎回やっていました。
でも息子はちょっと違う。
宿題をしてなくて怒られても全然気にしない、気にならない。
↓
だから宿題をしない
↓
無理やりやらされると、やりたくないことだからめっちゃ時間がかかる
こんな感じです。
先生に怒られても、恥ずかしいとか嫌だとか全然思わないんですって。ある意味すごいなぁ、鉄の心臓持ってるんやなぁなんて思ったり。
いつでも飄々としていて、本当に拍子抜けしてしまう感じ。
多分、私みたいに「やらないと怒られるし、怒られたら恥ずかしいし」という思考がある子は、いやいやながらも最終的にやるんだろうなと思うんです。
でも彼にはそんな思考がない。だからやらない。実にシンプル。
・やりたいと思えない
・やっても楽しくない
・むしろ苦痛でしかない
だからやらないんです。
そこを、首根っこ捕まえて「オラァ!やれ!やるんやー!」と熱血指導したって無理なんですよね。あしたのジョーかよ!みたいなね。(見たことないけどね。)
でも1年生の1年間の私はまさに「あしたのジョー」状態でした。(見たことないけどね。←2回目)
なぜなら私の頭は
・ちゃんとさせないと連絡帳にコメントを書かれる
・ちゃんとさせないと先生から電話がかかってくる
・ちゃんとさせないと学校にダメな親って思われる
こんな思いでガチガチだったからです。
例えば、息子の大っ嫌いな「音読」という宿題。私も音読が死ぬほど嫌いで、小学生の時の音読がトラウマになってるほど今でも嫌で嫌で仕方がない思い出。
だから息子の気持ちも超わかる。
でもやらないといけないから、「音読カード」にサインをしないといけないから「読みなさい」と強要する。
いやいややるから声は小さいし、やる気もないし、テキトーに読むし、聞いているこっちもイライライライラ。
「音読カード」にも三角マークしか書けない。それを見た息子はさらにイライラ。
この音読という宿題が毎日あることで、私と息子がどれだけ苦しんだか。
そんな時に公文の先生との面談で言われた言葉。
「大丈夫よ、お母さん。○○くんは初見の本でも上手にスラスラ音読できてる。お家でもいっぱい本を読んでるんじゃない?すごいことだよ。」
へー!そうなの?息子、読むの上手なの?確かに家では本をいっぱい黙々と読んでいるけど、それが役に立ってるの?!すごい!
と、私はとっても嬉しくなったわけです。単純!
と同時に、息子の「できること」を先生がちゃんと見抜いて評価していることに衝撃を受けたのです。
簡単なことなのですが、それが私はできてなかった!
つまり…
音読という宿題の目的は何か。
これはあくまで私の解釈ですが
1、書いてある文章をスラスラと読めるようになる
2、繰り返し読むことで内容を深く理解する
3、親とのコミュニケーション
このあたりかなーと思うわけです。
で、2の内容を深く理解するってことは学校でやれてると楽観視するとして(笑)、私は1と3に着目しました。
息子は比較的1はクリアしている。だから極論、音読なんてやらなくてもいいじゃん!と。だからやらなくてもOK!というくらいの気持ちでいることにしました。
じゃないと「音読を毎日やる」というこの地獄の試練が私のことを追い詰めていたから。もちろん息子のことも。
だから「やらなくてもOK!やらなくてもサインしちゃう!」くらいにまずは構えること。
(息子はスターウォーズが大好き)
でもやった方がいいに決まっているので(笑)、息子が楽しくなるようなものに変えてしまいます。
ズバリ「教科書の音読はしなくていい!その代わりお母さんがリクエストする本を音読して!」作戦。
私が好きな本、例えば「エルマーの冒険」という本を○ページから○ページまで音読して!という課題を与えます。
私が好きな本だから私も聞いていて楽しいし、息子も教科書じゃないものを読むことがなんだか新鮮でワクワクしてくれます。
教科書では出会えない言葉、場面なんかもたくさんで、これはこれでいいじゃないかなと思うのです。
時々、「えー!続きが気になるからあと1ページだけ追加してー!お願いっ!」と言うと「いいよ!」とニコニコで返答してくれます。
そんな感じで前述した「音読という宿題の目的」の1と3はクリアしているんじゃないかな。
私も息子も楽しい。これが大事。
宿題に楽しさを求めるなんて邪道か?!いや、私はいいと思うな。
言われたことを言われた通りにする(怒られるから)
よりも
言われたことや与えられた課題を、ゴールや目的を理解した上で自分なりに楽しめるようにアレンジする
という力の方が、これからの人生において大事なんじゃないかなーと。
言われたことを言われた通りにする大人よりも、自分なりに考えていろんな方法でアプローチして、しかも楽しみながら仕事ができる応用力や適応力のある大人になってほしいし、今はそういう人が求められていると思うから。
今は私が手助けしていますが、きっとそのうち息子にもその力が身についてくれると信じています。
(年長さんの時の息子。幼いなー。)
さて、音読以外の「計算カード」も毎日毎日本当に苦痛でしかありませんでした。
ひたすら計算を聞くっていう(しかもすんごい量!)、親にとっても「なんの試練ですか?」っていうね。息子にとってもきっと同じ。
で、これはどうしたかと言うと、これもそもそもの目的をまずは考察。
1、計算能力向上
2、…それ以外にある?笑
というわけで、要は計算する力が伸びればいいんでしょ、ってこと。
(他にもあるなら誰か教えてプリーズ)
息子は公文に通っていて、毎日すごい数の計算をこなしています。だからそれで課題はクリアちゃうん?!と楽観的に解釈。
あとは、ご飯を作りながら、食後にテレビを見ながら、いきなり私が「12+35は?」「35-23は?」ってな感じで問題をバンバン出す。息子の機嫌を見ながら。
外に出かけているときは、すれ違う車のナンバープレートの数字で計算大会。これ、案外息子が好きなんですよねー。
今では私よりも計算がめちゃくちゃ早くなってて、もう暗算では追いつけません…。
こうやって楽しく遊びながら計算できればいいじゃんね。計算カードだけが全てじゃない。そう解釈して開き直って?います。
もちろん他にもいっぱい宿題があって、「音読」や「計算カード」の時の解決方法が当てはまらないこともありますが、
・ちゃんとさせないと連絡帳にコメントを書かれる
・ちゃんとさせないと先生から電話がかかってくる
・ちゃんとさせないと学校にダメな親って思われる
というガチガチな思いをまずは手放すことからスタートです。
連絡帳に何を書かれても、先生から電話がかかってきても、ダメな親って思われてもいいや!と。笑
自分の子どもの「できること」をしっかりと見て大丈夫って思えるなら、ルールを変えて自分たち仕様にした宿題にアレンジしちゃってもいいじゃん!と。
小学生になったんだから宿題はちゃんとすべきだ!言われた通りにちゃんと!
なんてガチガチに考えなくていい。
子どもたちは学校でいっぱい頑張ってきているんだから、家ではホッとしたいはず。
なのにお母さんがイライラして、目を釣り上げて「宿題せんかーい!」なんて言ってたら子どもの安らげる場所がなくなってしまう。
だからお互い心穏やかに過ごすために、宿題なんてどんどんアレンジしていい!
音読なんてやらなくったって、一緒に楽しく本を読んであったかくて安らげる時間を共に過ごせたらそれでいい。ほんで、さらっと「音読カード」に二重丸をつけてあげたらいい。「楽しかったねー!だから二重丸!」って笑えたらいいじゃん。
そんな風に、ママの方が肩の力を抜くことが大事なんだなーと今は思えます。
(3年前の息子と娘。)
ちなみに、小2息子の今はというと、まずは音読の相手が変更されました。私は知らぬ間にクビになっていました。笑
私以外にいないでしょ!と思ってたから、これはなかなかない発想!
どういうことかというと…
仕事で夜中に帰宅し、早朝家を出るお父さんを捕まえるために、息子は自主的に5時起きを始めたのです。目覚まし時計を自分でセットして。
時々、目覚ましが鳴る前の4時半とかに起きてます。やりすぎ!笑
そして夫に音読を聞いてもらう。
大好きなお父さんに毎日会えて、音読を聞いてもらう方法を息子は自分で思いついて実行。これは本当にブラボー。その手があったか!
目覚まし時計を買い与えても自分でセットもしなかったし、鳴ってても止めて寝てたし、「起きるの嫌だー!学校行きたくないー!」なんてぐずっていたのが遠い昔のことのようです。
その他の宿題も自分でやるようになりました。
だから今の私のやることは、連絡帳にサインするだけ。1年前から大きく進歩。
私も息子も大きく成長した2年生の1年間でした。
(息子の目覚まし時計。スターウォーズのR2-D2。音楽とともに動いて起こしてくれます。)
とはいえ、まだまだ小2。宿題をやらずにテレビを見たり本に没頭したりと、自分の「やりたい」という気持ちをコントロールできないこともたくさんあります。
親として、子どもの好きなことやできることをどんどん伸ばしてあげると共に、子どもの「今」の力や発達段階(身体的能力、学習能力ともに)を理解して、無理強いしたりすることなく適切な時に適切な関わりができるようになりたいなと思います。
ちなみに極論、子どもが「必要ない」と思えばそれはやらなくていいと思っています。宿題もしかり。本人がそう思うならやらなくていい。
「やらない」いう選択肢を親が奪ってはいけないって思います。
完璧を求めず、楽しく笑えることを優先して、らくーにいきましょね。
————————
釜ちゃんの日記は毎月更新!
★釜ちゃんってこんな人
★Facebookお友達申請大歓迎
★インスタもやってます!
————————