釜ちゃんファミリーの韓国旅行記。韓国のおじちゃんおばちゃんの優しさから学んだこと|釜ちゃんの日記vol.33
ある日テレビを見ていると、韓国の美味しそうな焼肉屋さんが出てきました。
「行きたい!」の次に口をついて出てきたのが「行こうか!」。
即決でした。
今年の目標は「行きたいところに行く」「会いたい人に会う」。
それを意識していたからなのかどうかは定かではありませんが、我ながらあっぱれ!なくらいの即決でした。
そこからパスポートの申請をして、チケットと宿を予約して、あっという間に当日を迎えました。
息子は2歳の時にカナダに1週間行ったことがありますが、娘にとっては初海外。
夫は出発の1週間前近くに一緒に行けることが決まり、急遽、家族全員旅行に変更となりました。やったー!
韓国には2000年の夏以来、もう6回か7回くらい行ったことがあって、私にとってすごく身近な国。
最初に行った2000年の夏は、なんと大阪から青春18きっぷで下関まで行き、そこからプサンまでフェリー。そして電車でソウルに移動するという、学生ならではのハードスケジュールで韓国入りしたのでした。
青春18切符での移動も冒険でしたが(当時はスマホもないので、分厚い時刻表を買って大阪から下関までの電車の乗り継ぎを全て調べて行ったのです)、フェリーの中も、そしてプサンについてソウルに向かう時も本当に大変で、たくさんの人に助けていただいて、そこでも素晴らしい出会いがいっぱいありました。
韓国では5日間ほど滞在したのかな。記憶がもうだいぶ曖昧になってきてしまいましたが、世界中からボランティアスタッフが集まって32棟もの家を作るという一大プロジェクトに参加しました。
この話は長くなるのでまた改めてするとして…笑
今回の家族旅行は、2泊3日。
関空から金浦空港までチェジュエアーにて。
最近の旅行はピーチばかりを使っていたので、久しぶりの第一ターミナルからの出発!嬉しいなー!
学生時代、1ヶ月ちょっとの間グランドスタッフのインターンシップをしていたのでとても思い入れのある場所。
やっぱり関空っていいなぁ!
とはいえ、飛行機に乗るのはとっても苦手な私。ドキドキします。
なんとか無事に韓国到着。今回は仁川ではなく金浦空港到着の飛行機を選びました。
街中までの移動が少なくて済むので、子連れならダンゼン金浦空港。
宿の最寄駅の売店に釘付けになる息子。わかる、わかるよ母さん、その気持ちが!
たい焼きみたいなパンと海苔巻きを買って宿へ移動。
滞在先はホテルではなく、ゲストハウス的なところにしました。これがまた激安!
大人2名、子供2名で2泊で2万円くらい。
キングサイズのベッドが2つと2段ベッド1つ、キッチンとダイニングもあって広々快適!
そして韓国といえば梨ジュースね。私にとっての思い出の味。
2000年の夏、クーラーもない田舎の山奥でボランティア活動をしていた時に飲んだこの梨ジュースの美味しかったこと!
右のイチゴジュースは甘すぎた…。梨ジュースは安定の味。果汁100%ではないけどいいんです。思い出の味だから!
コーヒー。おしゃれな入れ物だなー。背景は宿のキッチン。
晴れていたので公園に行くことに。子供は海外にいようと、やっぱり外遊びが大好き!
思いっきり遊びました。
PM2.5がすごかったので、子どもたちはマスク着用で。
面白い遊具も多かった!子連れのママ・パパ・ばぁちゃんたちも多かったなぁ。
みんなの遊ぶ様子を見て感じたのは、当たり前だけど子育てに奮闘しているのは日本のママ・パパだけじゃないんだなー、ここでもこうやって同じように頑張ってるママ・パパがいるんだなーって。
そして、公園で一生懸命遊ぶ自分の子どもたちも、現地の韓国の子どもたちもみーーーーーんな、これからの日本や韓国や世界を背負っていくんだなと思うと、「君たち、頼んだよ!」という気持ちも生まれました。
夢や希望に溢れた未来を生きる子どもたちに、健康に過ごせる環境をちゃんと残してあげなければという思いも。
PM2.5の問題も、放射能の問題も、二酸化炭素の問題も、いろんな環境問題が山積み。生きづらい地球を残してしまってはいけないなって。
思いつきでレンタルサイクル。割と本気のサイクリングロードで、ハンガン沿いに長く続いています。
ひたすらまっすぐ進むだけですが、大阪では家族揃ってこういうことがなかなかできないからってことで挑戦。
娘は私のママチャリの後ろに乗せて。係員のおっちゃんが、子ども席を指差して「これは日本製だよ!」と。
知ってる!OGK!有名だよね。韓国にもあるなんて。嬉しいね。
その日の夜は焼肉。サムギョプサルとか色々。
鉄板の周りにだし入りの卵をヤカンで流し入れるの!!!すごっ!なにこれ!
ホワホワで美味しかった。チーズとかキムチや玉ねぎを入れて焼きます。
店員さんが男前揃いで、しかもすごく優しい!特に店長(と思われる)この人!常に子どもたちを気にかけてくれて優しすぎた…
↑二人のパンツはお揃い!F.O.Online storeのネット限定デイリーパンツをまとめ買い!
娘がチーズをばくばく食べていたのを見て、追加を持ってきてくれて「好きそうだから、おまけ!」と。涙
帰る時には、子どもたちを呼んでくれて、飴ちゃんを大量にくれました。
2歳の娘さんがいるパパさんだそうで^^どうりで子どもの扱いに慣れてらっしゃる!
写真ではわかりづらいけど、すごくマッチョなパパさんでした!ほんっとに優しかった!
次の日は朝からずっと雨。
私の友達が迎えにきてくれて、バイキングへランチをしに。2000年のボランティアで出会った友達。もう16年も経ったのかー!お互いいい年になりました^^
その後は雨の中ミョンドンでこれを食べてきましたー!
タルギボンボンっていうんだって。タルギはイチゴのことらしい。
イチゴと生クリームと、スムージーみたいなアイスが一番下に入ってます。
左はブドウとマンゴーバージョン。
二人で1つがちょうどいい感じ。
日本人がすごく多かったな。とっても美味しかったです!高かったけど!笑
土砂降りの明洞を子連れで動くのはとっても大変で、子どもたちの服を買うのが限界。すぐに宿に移動。
休憩をしたら、あっという間に夜ご飯タイム。宿のすぐそばのモールへ。
屋根がないモールだったのでこれまた大変!傘の飾り付けがとっても綺麗でした。
最後の夜はプデチゲ!美味しかったなー!
一人990円くらいで食べ放題。鍋に好きな具をとってきて入れて食べます。
奥は子どもチーム用の辛くないやつ、手前は夫専用の辛いやつ。
辛くないって店員さんが言ってたのに、普通に辛いっていうね。子どもたちにはきつかったな。私でも「おー!辛い!」って言いながら食べるレベルだったし。
でも現地の子供は普通に食べてたよ…さすがだ。
店員さんも「え?辛い?まじ?」って感じで笑ってた。
これは夫の。一人でこれを完食!汗だくでした。
次の日はのんびり朝ごはんを食べて出発!お土産を空港で買ったら高くてびっくりたまげました。
現地のスーパーで買うのが一番ですなぁ。次回はそうしよう。
空港のオブジェ。画面の所に立って写真を撮るとそれがこの壺?に映し出されるっていう。
最後のジュース。娘はキウイ。息子はブルーベリー。もはや韓国関係ないっていうね。
韓国の駅で見つけたマタニティマーク。この看板の左上の丸いやつね。とってもスタイリッシュでした。
着陸の時、落ちたんじゃね?ってくらいすごい衝撃でヒヤヒヤしました。でも無事着いてよかった!
機内食は有料。韓国ならではの食べ物も色々あります。
関空からすぐに最寄駅に移動して、日本での1食目はラーメン。辛くないって落ち着くなぁ。
やっぱり韓国の食べ物は辛いものが多くて(当たり前か!)、子どもには食べれないものも多かったです。
辛くないと思って食べさせたら実は辛かったっていうこともあり、子どもたちも毎回ドキドキしながら食べてました。笑
そんなこんなであっという間の春旅行終了。
Wi-Fiとパソコンを持って行ってたので、どこにいても仕事ができて「あぁ、こういう働き方っていいなぁ!生きると働くをわけない感じが最高!」としみじみ。
家族の時間も大事にして、隙間時間には仕事もできるっていう私にとってストレスなしの旅。
今回、子連れで韓国を旅してみて思ったのは、どこに行っても子どもたちや私たちに優しく接してくれるということ。
特に私たちの親世代のおじちゃんおばちゃんたちが、子どもに話しかけてくれたり、あめちゃんをくれたりと、私たちに「無関心」じゃなかったことに衝撃を受けました。
地下鉄に乗っていたら、100%誰かに話しかけられました。
「あらー!かわいいねー!」
娘はずっと夫に抱っこしてもらっていたので、
「お父さん、抱っこは大変だねー!あなた(娘のこと)は抱っこしてもらってるから楽チンだろうけど!お父さん大変だわー!」
と、夫を労いつつも娘に話しかけてくれた人もたくさんいました。
席を譲ってくださる方も本当に多かった!
遠くからでも優しい眼差しをいっぱい感じたし、話しかけにきてくれたり、おやつをくれたり、「かわいいねー」と言ってくれたり、とにかくすごく優しくてウエルカムなあの空気感、すごく居心地が良かったです。
日本では一度も感じたことのない、あのフレンドリーさ、温かさを地下鉄に乗るたびに感じることができました。
街の中でもそれは同じでした。ビルの警備員さんやタクシーの運転手さんがあめちゃんをくれたり、売店のおばちゃんがお菓子を一つおまけしてくれたり。
韓国って子どもや子連れに寛容な国なのかな。
こんな空気感の中で子育てできたらすごくあったかくて素敵だろうなぁと感じたのでした。
この3日間、一度も肩身の狭い思いをすることなく、楽しく子連れ旅行できたのは韓国ならではかな。
日本だとどうだろう。
大阪のおばちゃんはあめちゃんをくれたりすることは時々あるかもしれないけど(笑)、ここまでたくさんの人があったかくて優しくて、子どもに対して関心を持ったり寛容だったりってことは今まで感じたことないかもなぁ。
もちろん私が出会った人がたまたまそうだったってのもあるかもしれないけどね。
日本を旅する海外の子連れママやパパは日本をどう感じているかな。
「子どもたちは社会全体で育てる」って日本だと絵空事みたいに感じることがたくさんあるけど、韓国ではそれが日本よりもなされている感じがしました。
乳幼児の子育て中の「今の自分たち」がされて嬉しかったことを、次の世代にしていけたらいいですね。
少しでも子育てしやすい環境や仕組みを次の世代に残していきたいな。
なんだか今回の韓国旅行でそのヒントをもらえた気がしました。
さぁ、次の旅行はどこいこ?!今から楽しみです!
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