まっきーの日記vol.1 『今までで一番印象的だったレストラン』
こんにちは!スマイルママのまっきーです。
私は、現在9か月になる息子と、夫との三人暮らしをしています。
美味しいものや可愛い雑貨、旅行が好きなのは夫と共通の趣味なので、
休日は、あちこちの美味しいレストランやカフェに出かけています。
特に、あまり知られていない隠れ家レストランが大好物!
出産前には、それこそ子連れでは行けないようなレストランにも足を運びましたが
今では、「ベビーカーや子連れでも行ける、素敵なレストラン探し」が趣味となっています。
そんな日頃の食べログ(笑)はまたおいおい書くとして、
一回目のブログでは、そんな私が「今までで一番印象的だったレストラン」について書きたいと思います。
ご結婚されている皆さん、ハネムーンは行きましたか?
定番のハワイや憧れのヨーロッパ、なかなか行けない秘境など、選択肢がありすぎる中から私たち夫婦が選んだのは、「ニューカレドニア」。
「何も考えずのんびりしたい」:仕事で溜まりにたまった疲れを癒したい
「海で遊びたいし観光もしたい」:ビーチリゾートでも海で遊ぶだけの旅行は嫌…
「美味しい料理が食べたい」:観光客向けのレストランではなく、現地のレストランで美味しいものが食べたい!
という私たちの希望が全て叶うのがここだったのです。
ニューカレドニアは、あまり知られていませんがフランス領。
私たちの大好きなワインと、フランス料理が食べられるんです!
ちょうど旅行前に、テレビでニューカレドニア特集をしており
ガイドブックに載っていないオススメレストランがあるということで、
現地に到着するとすぐに旅行会社の人に予約を取ってもらいました。
超人気店のようだったのですが、無事に予約が出来てホッ。
お店は観光客向けではないため、市街地から外れた丘の上の住宅地にあるようでした。
バスも近くまで通っていないので、地図と路線図をにらめっこして、バス停から歩く事20分ほど。
ようやくお店の看板が見えて来た時には、もうお腹もペコペコで、安堵しました。
さて、お店に入ると、超満員。さすが人気店です。
ニューカレドニアはフランス語が共用語。
大きなホテルなどでしか英語は通じませんが、ウェイトレスのお姉さんは英語を話せるようでした。
おかしな訳の英語で書かれたメニューから、ワインとお目当てのフォアグラのせステーキ(と思われる料理)を2つオーダー。
50gのフォアグラが200g以上あるステーキに載っている絶品フォアグラステーキが、なんと3000円程度で食べられるんです!
すると、しばらくして運ばれてきたのは、なぜかサラダ。
「えっ何で!?確かに肉って書かれていたのに、まさかオーダーミス!?」
「あ、いや、肉に野菜がつくのは当たり前!?でもサラダはサラダで別に値段が書いてあったし…」とひとり焦っていると、
ウェイトレス「シェフからのご好意です」
「どういうこと?」と聞き返すと、「まぁいいから」と食べるように促され
仕方ないので、訳は分からないままサラダもいただくことに。
するとしばらくして、シェフが厨房から出て私たちのテーブルに来て
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜」と言うのです。(フランス語)
「大学で第2外国語がフランス語だった」という夫が少しでも理解出来ると思いきや
全く分からない、という夫…
英語と違って何も分からないので、身振り手振りも交えますが何とも理解できません。
ウェイトレスが戻って来て、「遠い日本から来てくれた、珍しいお客さんだから嬉しくてサービスした」ということが分かったときには
「何ということ!」と嬉しくてハグしそうになりました。
しばらくすると、シェフ自ら
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」と言いながらまた私たちのテーブルにやってきました。
なぜか左手には、フライドポテトが山盛り盛られたお皿が。
「これもサービスだよ♪」とウインクするシェフ。
「メルシー!」と言ったはいいものの、まだ頼んだお肉は来ない。
ゆっくりポテトを食べながらお肉が来るのを待っている間に少しずつお腹もふくれてきて…
決して大食いではない私たち夫婦の目の前に、計600gほどの肉のかたまりが出てきた時には、そのボリュームにめちゃくちゃ驚きました。
この時ほど、「あぁ浮かれて2皿も頼んじゃったけど1つでよかった」と思ったことはありません。
しかし、これを目当てにニューカレドニアへ来たもいいところ。
食べずに帰るなんてもったいないし、アメリカみたいに持ち帰りもできません。
でも、7割くらい食べ進めたところでどうしても食べきれず、ギブアップ!
お会計をしてもらい、帰り際シェフに、
「とーっても美味しくって、日本から楽しみに来たんだけど、あまりにもボリュームがありすぎたのと、おまけもたくさんもらっちゃったからもう食べきれなくってごめんね」と伝えたのですが(正確には、伝わったかどうか…ですが)
シェフは「ちょっとこっちおいで」と私たちをカウンターの方へ手招き。
そこで、「これ飲んでみて。食後のデザートだよ」と出されたのは、ショットグラスに入れられた怪しい飲み物。
飲んでみると、度数の高いリキュールでした(笑)
最後までサービス精神旺盛なシェフの、すっかりファンになった私たち。
シェフにどうやって伝えたのかあまり覚えていませんが、酔いも手伝ってか、
・ハネムーンで来たこと。
・日本の有名な女優さんが、オススメしていて絶対にシェフのお店に来たかったこと。
・明日、日本に帰ること。
・ニューカレドニアに絶対また来たい。その時にはお店にも絶対来るね!
などと伝えて、最後は写真撮影をして帰ってきました。
帰国した次の日、あまりにも感激したので
「シェフに手紙を書こう!一緒に撮った写真も入れて」と
日本語で手紙を書いて、それをインターネットの翻訳サイトでフランス語に訳したのですが、どうもうまく変換出来ず…今に至ります(笑)
もう一年半以上経っているので、覚えてくれているかわかりませんが、
ブログに書いたのを機に、もう一度書き直して送ってみようかな。
それにしても、言葉が通じないのに、気持ちがここまで通じ合えるのって、何だか不思議でとっても嬉しかった。
ニューカレドニアは日本人のハネムーン先の第7位だそうですが、
このシェフのお店には日本人は珍しかったのでしょうか。
それほど、ガイドブックなどに載っているレストランがやはり日本人にはメジャーなんでしょうね。
私は、やっぱりこじんまりしているお店のあたたかいレストランやサービスが大好き。
絶対にまたニューカレドニアへ行って、
シェフに「ただいま」と言いたいなと思っています。
…次回はフランス語で!(笑)