三人の子供に教えられたこと|子育てリレーコラムvol.29

2015.06.19

ガーコさんから頂いたバトンは
「お子さんの個性とどんな風に向き合っていますか?」です。
 
我が家において
語るところ満載なお題を頂戴しました。
ガーコさん、ありがとうございます。
 
私は高3男子、中3男子、小6女子の三人の母です。
私は植物が大好きなのでGardening shopに勤めており、
時々重ね煮をお伝えしております。
 
 
うちの三人は本当に個性豊かです。
 
長男は真面目で真っ直ぐで
自分の想いと違うことは
受け入れにくい不器用なタイプです。
 
次男はちょっとおいといて・・
 
長女は自分の想いをとても大切にします。
悪く言えば、我儘かもしれません。
保育園時代からよく保育園を休んで
1人で家におりました。
今でも、自分のキャパを超えると
「今日はしんどいから休むわ。」
って申告してきます。
彼女は、1日休むとまた自分を取り戻して
元気に学校に登校します。
ですから、担任の先生にもそこはお願いしていて、
母である私がサボりでないと判断して、
今日は休ませた方が明日に繋がると思った場合は、
学校をお休みさせて貰っています。
彼女は精一杯頑張ってしまうタイプなので
本当に疲れてしまうんだと思います。
ですから、自分で決めた休息が必要みたいです。
 
次男はというと、三人の中で一番手がかかり、
一番時間をかけてここまできました。
周りの皆さんのサポートとご理解がなければ
今日という日はなかったと思っております。
 
空間認知という発達の偏りがあり
皆んなが出来ることが苦手だったり
出来ることと、出来ないことの差の凹凸が
激しいんです。
 
彼は小4の時に一年間、ほとんど学校に行かず、
大好きな野球も行くことが出来ませんでした。
自分を肯定出来なくて
自分は生きていても仕方がない。
そんなことを言っておりました。
 
学校も野球も私の都合で、また世間体で
「きちんと行って欲しい」と私は思っていたので、
ずっと私は次男を責めていました。
 
でも、ある時の発達の先生の言葉が衝撃的でした。
 
私「もう、本当に困っています。次男のことで家族も振り回されて、もうへとへとです。」
そう先生に話したら
先生が、
「困っているのは、家族でも、お母さんでもなく、彼なんです!」
そう、おっしゃいました。
 
その一言が私の考えを180度ひっくり返しました。
 
困っているのは私でもない、家族でもない
誰でもない彼自身なんだ。
彼を責めても、何にも解決出来ない。
私の考えがガラッと変わったその頃から
次男は、市の適応教室に通い出したり、
野球の練習も少しずつ参加出来たりと、
私の気づきに合わせるかのように、彼も変わってきました。
 
小5になっては時々、休むことはありましたが、
学校にも少年野球にも戻ることが出来ました。
中学に入り、2年になって、クラブで先輩とゴタゴタがあり、野球部もやめ、
夏休み前から学校にも行かなくなりました。
 
長い長い、冬篭りでした。
 
しかし、中二の終わり頃、ある方の紹介である野球チームに入り、また学校にも戻りました。
次男は人生において、何回も何回もつまづいたり転んだりしています。
長い休憩もあります。
 
今は、ずっと学校に行ってなかったので
勉強がわからなくて
また、つまづいています。
 
でも、必ず起き上がって
前よりかは進んでいます。
他人からみたらゆっくりで
彼のペースで進んでいます。
 
子供の、生きる力を信頼して
受け入れ、認めてあげることで
子供は自分の足で必ず立ち上がり
前に進むことが出来るのです。
 
 
私が次男をはじめ
三人の子供に教えられたことは
苦手なことを克服するには
凄いパワーとエネルギーを必要とします。
でも、得意なことを伸ばすのは
とても簡単なことです。
なぜなら、本人は楽しんでその得意なことに打ち込めるし、
時間の経つのも忘れるくらい一生懸命取り組むことが出来るからです。
 
苦手なことも、やらなければならないこともあるでしょう。
 
その時は、
最小限やればいいと思います。
子供の個性は
その子、その子で様々です。
得意なことをより伸ばしてあげれたら
その子はとてもhappyで生きやすくなるのではないかと思います。
 
苦手なことは、他人に任せ、補って貰い
自分は他人の苦手なことを補ってあげて
皆んなで、苦手の凹凸を埋め合わせられるような世の中になれば、
本当に幸せだなあって思います。
 
ガーコさんのバトンに
きちんとお答え出来ましたでしょうか?
 
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私の次のみゆちゃんへのバトンは
あなたの一番お気に入りの場所を教えて下さい。
 
お一人で過ごされる時間でも、
お子さん、またはご家族と一緒に過ごされる時間でも構いません。
あなたのお気に入りを教えて下さいね。
 
なんか、ほっとできる場所
わくわくする場所ってありますね。
あなたの大切な場所を教えて下さい。
どうぞ宜しくお願いします。
 
 
 
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