当たり前ではない幸せ | あやっぺの日記vol.5
こんにちは。あやっぺです。
今日は3月11日ですね。
4年前の今日、東日本大震災が発生しました。
4年前、息子は3歳でした。
あの日のことは、今でも鮮明に覚えています。
2日前の地震のこと。
当日の地震前のこと。
言葉に表せられないほどの揺れにパニックになったこと。
地震後のこと。
ガス、水道が止まったこと。
聞き慣れない『放射能』という言葉が飛び交っていたこと。
ママ友と励まし合ったこと。
ガソリンスタンドに長蛇の列が並んだこと。
スーパーには食材が何も無かったこと。
空を見上げると自衛隊のヘリコプターが飛んでいたこと。
幼稚園の入園式後、マスク姿で写真を撮ったこと。
息子の寝顔を見ては涙が溢れたこと。
いつになったら『普通の暮らし』に戻れるんだろう・・・と思ったこと。。。
震災前まで、スーパーには当たり前に品物が並んでいて、当たり前のように時間がくれば開店していて、家では当たり前のように電気、ガス、水道が使えて、当たり前のように洗濯物を外に干して、当たり前のようにご飯を食べて子育てして、当たり前のように家族で笑いあっていました。
でもそれは『当たり前』じゃなかったんだ。。。
今こうして普通に暮らせる。普通に迷い、悩んだりする。
それって、すっごく幸せなことなんだ。
迷うことも悩むことも、普通に生きていられるからこそ。普通に生活ができているからこそ。
日々の生活が『当たり前』じゃないんだって気付いてから、当たり前だと思っていたことを大切にしなきゃって思いが強くなりました。
息子との時間。パパとの時間。家族の時間。
友だちとの時間。ママ友との時間。
仕事をしている時間。何かを頑張っている時間。
すべてが二度と戻らない『大切な時間』
明日も今日と同じ朝が来るとは限らない。
だから、寝る前には「大好きだよ~!」って息子をギュっとする。
朝「行ってらっしゃい!」とバイバイしたら、それが最後かもしれない。
だから、直前までどんなに怒っていても、玄関でのお見送りは『笑顔☆』でする。
ずっと一緒に居られればそんな不安もないかもしれないけれど、パパはお仕事、息子は学校。
私だって家に居ない日もある。
家族バラバラの時に別れの時がくるかもしれない。
だからこそ、バイバイ!は『笑顔☆』でしようと心掛けています。
4年前の14時46分。
この時を境に、私はすべての価値観が変わりました。
自分にとって本当に大切なことは何か。
見方を変えてみる。考え方を変えてみる。
簡単なことではないけれど、しっかり考えて生きていかなければと思っています。
今日の14時46分。
今年も息子を抱きしめながら黙とうしたいと思います。
東日本大震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。