乳幼児の発達におけるラクガキの意外な効果「ラクガキと食育」|乳幼児の身体と感覚の発達を育むラクガキ遊びvol.4

2016.01.14

コラム乳幼児の身体と感覚の発達を促すラクガキ遊びを担当します、和泉誠(2児の父)です。

アーティストの目線からラクガキの重要性や表現することにより育まれる身体的、感覚的な発達についてお話ししたいと思います。

◆バックナンバー◆
vol.1『遊ぶことは学ぶこと』
vol.2『ラクガキさせたいけど…』
vol.3『ラクガキ遊びが乳幼児の発達にとってどういう意味を持つのか』

 

ラクガキと食育の意外な関係

今回のテーマはなんと食育!あまり接点のなさそうなラクガキと食育、この二つの関係についてお話ししたいと思います。

ラクガキをすることでいろいろな身体的、感覚的な発達についてコラムを書いてきましたが、子どもたちの日々の生活を見ている中で意外な効果に気がつきました!

みなさまのお子さんは何才くらいから「おはしトレーニング」を始めましたか?最近では、いろいろなおはし補助グッズもありますよね。

一般的にスプーンやフォークを持つ手が「グー」ではなく逆手で持てるようになったら、おはしトレーニングを始めるひとつの目安になると言われています。

あまり早く始めることをオススメするわけではありませんが、スプーンやフォークの持ち方を教えるのもひと苦労ですよね。

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クレヨンやペンをしっかり持てる子はスプーンやフォークも…?!

私が代表を務める「こどもなーと保育園」の子どもたちを見ていて気付いたのは、ラクガキが好きでクレヨンやペンをよく握っている子はしっかりと持てるんです。

ラクガキをするときにグーで持つよりも描きやすい持ち方を、自分なりに探して大人のような持ち方になるんだと思います。

クレヨンやペンの持ち方なんて特に教えているわけではないのに、描きやすい持ち方を自分たちなりに体得しているんです。

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すると、当然スプーンやフォークも同じように持つことができるようになっていました。

「うちの子、スプーンを上手に持てないんです」なんてお悩みを持つパパママも、ラクガキをたくさんさせることでその悩みも解消できるかも?

小さいうちからラクガキをどんどんすると、もっといろんな効果が出てくるかもしれませんね。

 

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和泉 誠(いずみ まこと)
株式会社なーと 代表取締役
株式会社アトリエClover 代表取締役
こどもなーと代表
スーパーダディ協会 関西支部長
◆こどもなーとFBページ
https://www.facebook.com/codomonoart
◆スーパーダディ協会
https://www.facebook.com/SuperDaddyAssociation

 

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『乳幼児の身体と感覚の発達を促すラクガキ遊び』

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