日本とは異なる医療制度と薬事情|新米パパの子育て奮闘記inベトナムvol.10

2015.09.10

日本でも、生まれて数ヶ月するとワクチンを打つと思います。

今日は、ベトナムでの「日本とは異なる医療制度と薬事情」

についてお話します。

 

 

息子が産まれてはや4ヶ月が経ちました。

産まれた当初は抱くこともおどおどしていたパパですが、

それにも慣れ、最近は縦抱きも出来るようになりました。

 

そして息子は、ついに自分で仰向けからうつぶせになり、

肘を使って顔を上げるようになりました。

ただまだ自分で元に戻ることは難しいらしく、

疲れると額に汗をかいて、最後には泣き出します。

 

息子の成長を日々感じられることに喜びを感じています。

 

一方で、毎月の検診を受けた後、以下のようなことが分かりました。

これは日本とは異なる医療制度と薬事情です。

 

日本では薬局や病院で薬が足りなくなるということは

現在ほとんど起きてないと思います。

主観で調べたわけでないので確かではないですが・・・。

 

今ベトナム国内では

産まれたばかりの赤ちゃんにワクチンを数種類打つのですが、

これも病院によって異なります。

その中で5種類の病気に対して効果のあるワクチンがあります。

国内ではフランス製と韓国製のみがあります。

どうやら自国産のワクチンはないようです。

このワクチンでフランス製が全国で在庫切れで

入荷待ちという状況に陥っています。

 

僕の赤ちゃんも同様です。

韓国製のワクチンであれば無料で、

国内どこでも受けられるようなのですが

僕がそもそもあまり打ってもらいたくなく拒否しました。

フランス製は早ければ11月に入荷されると医者の友人から聞いて・・・。

 

このように飲み薬とワクチンの両方を併用して

毎月摂取するのが

ベトナムの子供に対しての処方なのですが、

まさかの在庫切れ・・・。

ちょっと日本では考えられないな〜と感じています。

そして同様の効果のあるワクチンは日本では別々に摂取、

つまり注射をするらしく、方法も異なるなと感じています。

 

同じように今年産まれた赤ちゃんを持つ日本にいる友人は

毎月注射ばかりで我が子がかわいそうだと言っていましたが、

ベトナムではそのかわいそうというのを

削減するためなのか分かりませんが、

本数を減らすために数種類の効能を持つワクチンを打つ

ということもこの国で初めて知りました。

 

国が変われば風習や習慣が異なることは当然ながら、

赤ちゃんへの薬の処方方法も異なるのは意外でした。

 

しかしながら、現在特に風邪やアレルギー症状も出ていない状態で

すくすく育っている息子を見ると微笑ましくなります。

日に日に大きく声を出して笑うことも増えてきて、

いつ言葉を発するのかも楽しみにしています。

 

このようにして両親は子供を見守りながら、

成長を一緒に楽しむのだな〜と日々感じています。

 

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浅野 彰

札幌出身、27歳でベトナムに渡り移住。

ハノイ・ホーチミンの2都市でベトナム人の

日本語学習者向けに日本語の試験を実施。

またハノイ大学と提携して、

日本語学習者で優秀な学生を対象とした

「新卒正社員として東京でITエンジニアを目指す」

という人材支援を行う事業も行う。

2014年8月にベトナムで結婚。

2015年3月に第一子となる男の子が誕生。

J.TEST VIETNAM

http://j-test.vn/

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