孫に対する母の語りかけ|新米パパの子育て奮闘記inベトナムvol.8

2015.06.25

みなさん、こんにちは。 ベトナムのハノイから

【新米パパの子育て奮闘記inベトナム】を担当する浅野です。

8回目の今日は、子育て云々という話ではなく、

孫に対する母の語りかけについて

書こうかと思います。

 

6月初旬に母が僕の故郷・札幌から

ハノイに遊びに来てくれました。

遊びにというよりも、

初孫を見たいがために来たのが目的です。

 

僕の母にとって、僕が赤ちゃんだったのは約30年前・・・

それからあまり赤ちゃんを抱く機会はなく、

僕の息子が初孫ということになります。

 

初めての顔合わせは、ホテルの部屋で待つ母の元に

親子3人でドアをノックした時です。

 

赤ちゃんをまず見て開口一番

「あら〜〜〜♡」と息子の僕もしばらく聞いていない

愛情満載の声を上げました。

 

そして僕たち3人で部屋に入り、いよいよご対面です。

 

もうこの瞬間からしばらくは赤ちゃんの表情に釘付けでした。

そして声にならない声を出す赤ちゃんを見ながら、

素直に喜んでくれていました。

そして合間合間に

「実感が沸かないわ〜」

「人形みたい・・・」「かわいい〜〜」

とため息をつきながら言うのです。

 

そんな親バカならぬ孫バカのようなことをしながら、

とにかく赤ちゃんに声を掛けて優しく話をしていました。

そうすると初めて会う祖母(母)に対して、

赤ちゃんもだんだんなれてくるのです。

僕は普段英語と日本語で、妻はベトナム語で話しかけます。

母はひたすら日本語で優しく話しかけます。

 

恐らく僕たち夫婦とは何かが違うのでしょう。

赤ちゃんも何度も反応し、声にならない声を出すのです。

そして今までは、笑顔も一瞬だったのが

長い時間、母に向って笑顔をむけるようになりました。

母と息子、会話になっていないけど、

お互いを認識して会話しているように見えました。

母と子

 

僕のおじいちゃんも、僕のことを

とても大切にしてくれたので、

今回は僕の母が息子に対して、

同じことを、30数年を経て行っていたのです。

 

ただあまりにも赤ちゃんがかわいく

そして抱き方を忘れてしまったため、

初日に母は赤ちゃんを抱くことが出来ませんでした。

2日目に再チャレンジして、孫を抱くことが出来たのも

とても微笑ましい光景でした。

 

一緒に朝食や昼食を食べ、部屋でゆっくりする時も、

とにかく母は赤ちゃんに話しかけ、

お互い見つめ合っていました。

それは僕にとってとても嬉しい光景でした。

僕たちが少し疲れて横になっている間も、

ず〜っと赤ちゃんのそばで話しかけていました。

息子も母を十分認識してると思います。

 

いつかもう少し大きくなったら、

今回の数日間の写真や動画を見せてあげたいと思います。

 

次に母が息子に会うのは10月ごろになると思っています。

3人で日本に遊びに行く予定にしているからです。

その時は、息子がひ孫にあたる

おばあちゃんと赤ちゃんの対面もあることでしょう。

 

さあさあ、どうなるのでしょうか?!

非常に楽しみです。

 

僕の祖母は今年90歳、息子はまだ0歳・・・。

90歳の年の差です。

何かこの数字だけでも感動してしまいます。

 

新しい命とは、僕たち親だけでなくその周りにも影響を与え、

幸せを運ぶということを今回深く知りました。

 

父として、息子に対し愛情を注ぎ、

家族仲良くこれからも歩んでいきたいと思います。

 

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浅野 彰

札幌出身、27歳でベトナムに渡り移住。

ハノイ・ホーチミンの2都市でベトナム人の

日本語学習者向けに日本語の試験を実施。

またハノイ大学と提携して、

日本語学習者で優秀な学生を対象とした

「新卒正社員として東京でITエンジニアを目指す」

という人材支援を行う事業も行う。

2014年8月にベトナムで結婚。

2015年3月に第一子となる男の子が誕生。

J.TEST VIETNAM

http://j-test.vn/

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