出産日決定の方法と赤ちゃん用品店での買い物|新米パパの子育て奮闘記inベトナムvol.4

2015.04.03

みなさん、こんにちは。

ベトナムのハノイから【新米パパの子育て奮闘記inベトナム】を担当する浅野です。

4回目の今日は、

「出産日決定の方法と赤ちゃん用品店での買い物」

について、書きたいと思います。

 

 

日本では自然分娩も多いと思いますが、

ベトナムでは風水や占いを信じる傾向がとても強く、

あらかじめ良い日を調べて結婚と出産をするのが主流です。

 

同時に出産する際の日取りも決めるため、

帝王切開による出産がほとんどです。

日本と同様に出産予定日は事前に分かりますが、

予定日に近く最も日取りの良い日を選んで、手術を行います。

 

ベトナムは現在結婚ブームであり、出産ブームでもあります。

別の理由として、自然分娩だけにしていると日ごとの出産数が異なり

病院側の対応が出来ないという物理的要因もあるようです。

 

まだまだ日本と違って設備や医者、助産師の数が少なく、

効率的に出産を進めることが大切というお国事情も

日本とは異なる面白い点です。

 

 

先日赤ちゃん用品や洋服を買いに行きました。

今回はその購入した店舗について書きたいと思います。

 

最近ハノイでは、「BIBO MART」という赤ちゃん用品専門店が

多店舗展開しています。

僕と妻も2人で住まいから近い最寄りの店舗に行ってきました。

 

日本のこういった店舗に行ったことがないので比較が出来ないのですが、

ベトナムでは入り口にまず警備員がいます。

警備員の仕事は基本的にドアの開け閉めです。

日本では自動ドアが主流ですが,

ベトナムではまだ自動ドアはそこまで浸透していません。

大きな商業ビルやオフィスビルにある程度で、

小規模ビルの場合はほとんどが手動です。

 

浅野さん

 

入るとすぐ靴を脱ぎ、手荷物のロッカーがあります。

このロッカーは万引き防止のため鞄やバッグを保管して、

自分で鍵を持って手ぶらで買い物をしてもらう方式なのです。

この点も日本と異なる気がします。

 

しかしそれだけではなく、ちゃんと防犯カメラも設置されています。

よっぽど万引きをする可能性があるからでしょう。

ただこの防犯対策のおかげで、

ベトナムでは万引きがあったという声を聞くことがありません。

 

続いて売り場です。

売り場には「粉ミルク」「哺乳瓶」「哺乳瓶洗浄機」「ベビー服」

「ベビーカー」「おもちゃ」など日本と同様に赤ちゃん用品があります。

しかしここはベトナム。

一部の洋服は国産品ですが、

粉ミルクや洗浄機、おもちゃなどはほぼ海外の製品です。

 

粉ミルクは圧倒的に日本製が多いです。

森永や明治といった日本でもよく目にする商品が

ここでも所狭しと販売されています。

日本の粉ミルクが品質が良いと評判なのは

中国だけでなくベトナムでも同様なのです。

 

またベビー服に関しては、お洒落なデザインの製品は

中国の海外向けの製品かタイ製が多かったです。

日本製はあまりありませんでした。

一方、哺乳瓶の洗浄機の機械に関しては、

アメリカ製と韓国製のブランドが並んでいました。

 

ベビーカーは注意してみなかったので分かりませんが、

恐らく中国から輸入してきたものだと思います。

日本で売られているものよりも簡素で少しチープな印象です。

 

僕らはこの日、ベビー服を買いに来たので

売り場で気になる商品を手に取り、触ってみて購入しました。

選んだ洋服はタイ製でした。

ベトナム製の製品は少し素材が荒かったり、

30年前に僕が着ていたような洋服で

さすがに購入する気にはなれませんでした・・・。

 

会計は1階のロッカーのそばにある1台のレジで行います。

レジは日本のそれとは違い、全てを家庭用パソコンで管理しています。

これも日本とは少し異なるかと思います。

 

クレジットカードもデビットカードも使うことが出来ますが、

多くの人は現金で購入します。

僕たちもこういった店舗で購入する際は現金を使います。

日本では多くの人がクレジットカードを使用しますが、

ベトナムでは手数料を3%消費者側が払うといけないことや

クレジットカードの普及自体が浸透していないことから

現金主義の人がほとんどです。

 

このように同じアジアでも日本とベトナムでは、商業ビルの形態も異なるし

売り場やレジ、入り口等々異なる点が数多くあります。

どちらが機能的で効率的かと言われると日本だというような気もしますが、

ベトナムではまだまだ上記のようなシステムです。

 

と、今回は日本ではあまり見られないシステムを用いている

赤ちゃん用品店について書きました。

こうして文章にしてみると、僕には今では当たり前に思える光景も

国が変われば大きく異なる点があるのだな〜と感じています。

 

最後に、当然オンラインショッピングもできますが、

Amazonのような大きなECサイトがあるわけでもないので

結局は見て触れて買うことの出来る実店舗に行くのが主流なベトナムでした。

 

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浅野 彰

札幌出身、27歳でベトナムに渡り移住。

ハノイ・ホーチミンの2都市でベトナム人の

日本語学習者向けに日本語の試験を実施。

またハノイ大学と提携して、

日本語学習者で優秀な学生を対象とした

「新卒正社員として東京でITエンジニアを目指す」

という人材支援を行う事業も行う。

2014年8月にベトナムで結婚。

2015年3月に第一子となる男の子が誕生。

J.TEST VIETNAM

http://j-test.vn/

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